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時計修理技術者コラムVol.42 ネジの修正~ロレックス ブレスレットネジ編~

時計修理技術者コラムVol.42 ネジの修正~ロレックス ブレスレットネジ編~

時計のネジに起こるトラブル

時計を構成する上で非常に多くの場所に使われている部品がネジです。時計のケースとムーブメントを固定したり、裏蓋を固定するためにネジを採用しているモデルもあります。近年各メーカーが自社開発に力を入れる中でネジの形状や大きさもかなり多様化してきました。
使用する工具を間違えたり、サイズの合わない工具を使用するとネジの頭が潰れてしまうなど、トラブルの原因となります。
今回は多くのメーカーが外装に使用しているマイナスネジのトラブル・修正に関してロレックスのブレスレットネジを例にご説明いたします。

1.ネジ山潰れ

飛び出したネジ1飛び出したネジ2

ネジの頭がねじ穴に収まりきらず、飛び出ている状態です。はみ出しているため、これ以上はねじ込むことができません。

ネジ頭潰れ

ネジを抜いて頭部分を見ると、バリ(製品の端からはみ出した余分な部分)が発生しています。これはサイズの合わないドライバーを使ったり、接着剤(ネジロック剤)で固着してしまったネジをペンチ(プライヤー)などで強引に外そうとして付いたものです。ネジが完全に閉まりきらないため、使用中に脱落してしまったり、金属のバリでケガをしたり、衣服に傷がついてしまう原因となります。

2.ネジ山の修正

ネジ修正後1

ネジを奥まで締めることができるように修正を行います。初めに目の細かい砥石でネジ頭の形状を整えます。

ネジ修正後2

引っかかっていたバリが無くなったことで、最後までネジを閉められるようになりました。

ネジ修正完了

仕上げにネジの頭を磨いて完了となります。

時計のネジに起こるトラブル

ブレスレットの調整など、お客様ご自身でされる場合も、サイズの合ったドライバー(ネジ幅=ドライバー幅)をご使用いただくことをお勧めしております。ネジロック剤でしっかりと固定されている場合は、洗浄、熱処理などの作業が必要になることもございますので、ネジを壊してしまう前に、専門店にご相談ください!

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