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時計修理技術者コラムVol.2 外装の汚れと腐食~ステンレススチール編~

時計修理技術者コラムVol.2 外装の汚れと腐食~ステンレススチール編~

セルフメンテナンスのススメ

精密機械である機械式時計は、定期的なメンテナンスは専門店やメーカーに依頼することは一般常識となっていますが、日常的にご自身でできるメンテナンスも非常に重要です。
日常的なケアを怠ると、外装の破損など、思わぬメンテナンス費用が掛かることもあります。
今回はご自身でもできる手軽なメンテナンスをご紹介いたします。

ステンレススチールとは

ステンレススチールとは、STAIN(汚れ・さび)LESS(無し)という、その名の通り、汚れやさびに強い金属です。
鉄の含有量を50%以上、クロムを10.5%以上含む合金で、クロムが表面に酸化皮膜(不動態皮膜)を形成するため、非常に腐食しにくい素材です。メッキや塗装をしなくても良いため、ほとんどのブランドが高級時計の外装に使用しています。
しかし、毎日の使用により、汗・皮脂・ほこりなどの汚れがたまり、腐食が起こってしまうことがあります。

洗浄前ブレス使用により汚れてしまったブレスレット arrow 洗浄後ブレス洗浄して、きれいに汚れを除去できました。

上記のように早い段階で汚れを落とせば、腐食も防ぐことができます。
しかし、汚れが付着したまま、長期間の使用を続けると…。

洗浄前ブレス2先ほどは洗浄できれいに除去できましたが…。 arrow 洗浄後ブレス2汚れ付着部分が腐食していました!

腐食クラスプ

腐食が進んでしまった部分は金属が溶けて、細かい穴がたくさん開いたような状態になっています。さらに進行が進むと、金属が折れてしまう可能性もあります。

研磨クラスプ

上記程度の腐食であれば、新品仕上げ(傷取り研磨)によって腐食箇所を修正することができます。
平面上のの凸凹が少なくなればなるほど、汚れが付きづらくなります。
再度、酸化皮膜が作られるようになれば、進行を食い止めることができます。写真のような軽度の腐食であれば、除去することができます。

金属の腐食を進行させないために

ステンレスは汗や皮脂の蓄積汚れが天敵です。外装のトラブルを避けるためにも、日々のケアをお勧めさせていただいております。一定期間のタイミングで拭き掃除や汚れの除去を行っていただくことで、外装不具合を減らすことができます。

クロス

マイクロファイバークロス
細かい繊維で作られたクロスです。その他、シカの革を植物油でなめしたセーム革なども時計の外装をきれいに拭くのに適しています。

豚毛ブラシ

豚毛ブラシ(ナイロン刷毛)
時計ケースとブレスレットの間や、ブレスレットの駒間を磨くことができるブラシです。毛先が柔らかいため、時計を傷つけること無く汚れを落とすことができます。

万が一トラブルに見舞われてしまった際は、ぜひ時計修理専門店WATCH COMPANYへお問い合わせくださいませ。お見積もりは無料です。発送をご希望のお客様には無料梱包キットを手配させていただきます。

見積・修理依頼


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