
ロレックスのブレスレットは様々なモデルに対応するためにブレスレットの形状も様々であり、それぞれ特徴や用途、装着感、デザインが異なります。
またブレスレットは単なる装着部品ではなく、機能性・耐久性・美しさを兼ね備えた、ロレックスのブランド哲学を象徴する重要な要素のひとつです。
今回はロレックスのブレスレットについてご紹介いたします。
ロレックス ブレスレットの歴史
1930年代 革ベルトが主流だった中、ロレックスが貴金属ブレスレットの開発を開始
1945年 ジュビリーブレスレットが、デイトジャストと同時に登場
1950年代 オイスターブレスレットがスポーツモデル(エクスプローラー、サブマリーナ等)に本格採用
1956年プレジデントブレスレットがデイデイト専用として登場
1970年代クォーツ危機の時代、ロレックスがオイスタークォーツ専用ブレスレットを開発
1992年~パールマスターブレスレットが登場
2015年オイスターフレックスが登場
2020年代ブレスレットにマイクロアジャストやグライドロックなどの調整機能が洗練される
ロレックス ブレスレットの種類
ジュビリーブレスレット
1945年にデイトジャストの発売と同時に登場したブレスレットとなります。
エレガントなデザインと快適な装着感から、多くのロレックス愛好者に支持されています。
特徴
5連リンクで中央に小さめの3列リンク+外側2列のリンクで構成。
滑らかで柔らかく機動性が柔軟なため手にフィットしやすくドレッシーで上品なデザインとなり主にデイトジャストに使用されています。
素材
ステンレススチール(オイスタースチール)→堅牢度と耐食性が高い特殊な合金
イエローゴールド
ホワイトゴールド
ロレゾール(コンビ)
オイスターブレスレット
1950年代に登場しオイスターブレスレットは、その堅牢性、快適さ、そしてスポーティーかつエレガントなデザインで有名です。
特徴
中央に大きめのフラットリンク、両サイドに小さめのリンクが配された3連構造。
ロレックスのスポーツモデルを中心に幅広く採用。
人間工学に基づいた設計により、長時間の装着でも快適。
エッジが滑らかで、手首にフィットするよう計算されたカーブが特徴
素材
ステンレススチール
18金イエローゴールド
18金ホワイトゴールド
18金エバーローズゴールド)
プラチナ
RLXチタン(ロレックスが採用した特別なチタン合金)
プレジデントブレスレット
1956年にロレックスデイデイトモデル発表時に導入された専用ブレスレットです。
伝統的には、デイデイトおよび貴金属仕様のデイトジャストモデルにのみ採用されています。
特徴
3連(3ピース)構造。
外側リンクがやや半円形(セミ・サークル形状)で丸みを帯日ている。
リンク形状により、光の反射が効果的で、ドレッシーな印象。
素材
18金ゴールド
18金ホワイトゴールド
エヴァーローズまたは 950 プラチナ
パールマスターブレスレット
1992年にオイスターパーペチュアル パールコレクションコレクションとともに登場。
時計とジュエリーの融合を目指した、高級ラインのためのブレスレット。
特徴
丸みを帯びた5連リンクが特徴。
中央や外側のリンクの形状に工夫があり、装着感や見栄えに「柔らかさ」「しなやかさ」がある。
ダイヤモンドやその他の宝石があしらわれており、ブレスレットでの装飾性が非常に高い。
素材
18金イエローゴールド
18金ホワイトゴールド
エバーローズゴールド
オイスターフレックスブレスレット
2015年のヨットマスターから登場し以降、ヨットマスター、コスモグラフデイトナなどのゴールドを使ったモデルに採用されてきています。
金属ブレスとラバーストラップを融合させたデザインで高級感がありながらもスポーティーなブレスレットとなります。
特徴
手首にフィットしやすく、揺れや動きに追随する設計。
通気性を確保するため、ラバー部分と手首の間にわずかな隙間ができるような形状。
素材
外側(表面)は耐久性の高い黒のエラストマー(ラバー様素材)
内側には チタン+ニッケル合金の柔軟なメタルブレードを仕込んでおり、形状保持+柔軟性を両立
まとめ
今回はロレックスのブレスレットについて紹介させていただきました。
ロレックスのブレスレットは、高い品質、耐久性、デザイン性などにも強いこだわりを持っており、腕時計の一部ではなく全体の完成度を左右する重要な要素として設計されいます。
メーカーのブレスレットへのこだわりを知ることで、また違った角度からロレックスを楽しむことができるのではないでしょうか。