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時計修理技術者コラムVol.66 腕時計の磁気帯びの症状と対策を徹底解説!

時計修理技術者コラムVol.66 腕時計の磁気帯びの症状と対策を徹底解説!

近年電子機器の発展により私たちが普段生活している中で磁気というものが多く存在しております。

磁気は時計に対しても、機械式時計ではひげゼンマイに、クォーツ(アナログ)時計は電子モーターに悪影響を与え、故障・不具合の原因になります。

今回は時計の磁気帯びについて症状と対策をご紹介させていただきます。

磁気とは

磁気とは磁石が互いに引き合ったり反発したりする現象のことをいいます。

磁石や電流によって生じる物理的な性質や力の事を指します。

磁気帯びとは

磁気帯びとは金属が外部からの磁場(磁気)の影響を受けて時計自体が磁気を帯びる状態のことを指します。

時計内部が磁気を帯びることで様々な悪影響に繋がります。

磁気帯びはなぜ発生するのか

磁気帯びは磁気を発生させる製品が近くにあることで発生します。

主に必需品とされる家電製品等からの磁気帯びが多く、例としては下記の製品があげられます。

■磁気帯の原因となる製品

・スマートフォン
・パソコン
・イヤホン
・冷蔵庫
・女性用バッグなどのマグネット
etc

家電製品磁気

その他にも磁気を発生させるものは多くあります。

磁気を発生させるもの近くに時計を置いておくと磁気を帯びてしまうこともあります。

磁気帯びによる不具合・症状

・時刻の遅れ・進み・止まり
・電池交換をしても時計が動かない
・時計内部のテンプが正常に動作しない

例:磁石でN極とN極同士だと反発し合う又はN極とS極で引き寄せ合うような事と同様で、時計内部が磁気を帯びるとお互いの部品が反発し合いながらも無理やり動こうとしたり、部品同士が引き寄せ合う中で動こうとするため、上手く動作しなくなってしまうような状態。

磁気帯状態

時計が磁気帯びしているかどうかの確認方法

・方位磁石を時計に近付ける

方位磁石を時計に近付けた時に、方位磁石の針が動けば磁気を帯びている状態だと分かります。
針の動きが大きければ大きいほど磁気帯びが強い状態となります。

磁気帯びをしないようにする為には

家電製品・金属類の近くになるべく時計を近付けないことが重要です。

時計を外して置いておく場合はスマホ・パソコン・アクセサリー類の近くには置かず、置く場合でも最低5㎝以上離して置いておくのも対策です。

※大型家電製品のの場合は協力な磁気を発生させるものが多いので、その場合はさらに距離を離す必要があります。

まとめ

今回は磁気帯びについて解説させていただきました。

繰り返し磁気帯びをしてしまうと金属の特性上、磁気を帯びやすくなってしまいます。メンテナンスにより、定期的に磁気を抜いておくことで時計の精度を良好に保つことができます。

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