
ロレックスのキャリバーの歴史と変遷
機械式時計にはモデルによりそれぞれ異なるムーブメントが入っています。
カレンダーの有無、3針とクロノグラフで内部の機構も変わってきます。
今回は歴史あるロレックスのムーブメントについてモデルごとのキャリバーと特徴について紹介していきます。
ムーブメントとは
時計の機械部分の総称を指します。
時間を正確に刻み、日付などを動作させる役割を担っています。
機械式ムーブメントとクォーツ式ムーブメントがあります。
キャリバーとは
キャリバーとはムーブメントの型式番号やシリーズ名の事を指し、製造年代や機能、世代によって分かれています。
つまり、ムーブメントは時計を動かす機械部分(実体)全体を指し、キャリパーはそのムーブメントの設計・型番(名前)を指します。
ロレックスキャリバー種類・特徴
キャリバー3桁台(1950年代~1960年代中頃まで)
| キャリバー | モデル | 特徴 |
| Cal.620/630 | オイスターパーペチュアル | 初期パーペチュアル |
| Cal.700/710/740/750 | プレシジョン 手巻きオイスター |
バブルバック用(防水)・厚型 |
| Cal.727 | デイトナ | 手巻きクロノグラフムーブメント |
キャリバー1000番台(1950年代中頃~1970年代)
| キャリバー | モデル | 特徴 |
| Cal.1030 | サブマリーナー(初期) エクスプローラー オイスターパーペチュアル |
完全自社設計・薄型名機 |
| Cal.1035 | オイスターパーペチュアル | 1030改良型 |
| Cal.1036 | オイスターパーペチュアル サブマリーナ エクスプローラー |
1030改良型 |
| Cal.1065 | デイトジャスト オイスターパーペチュアルデイト |
ロレックス初期のデイト付き自動巻き |
| Cal.1080 | オイスターパーペチュアル | センターセコンド |
| Cal.1210 | オイスターパーペチュアル | 1080系をベースにしたスモールセコンド仕様 |
| Cal.1520 | オイスターパーペチュアル エアキング サブマリーナ |
堅牢・整備性良 |
| Cal.1530 | サブマリーナ エクスプローラー エアキング |
1520の改良版 |
| Cal.1560 | サブマリーナ エクスプローラー デイトジャスト GMTマスター オイスターパーペチュアルデイト |
耐久性・高精度 |
| Cal.1570 | サブマリーナデイト デイトジャスト シードウェラー オイスターパーペチュアルデイト |
耐久性が高くCal.1575 につながる“デイト系の祖先 |
| Cal.1575 | GMTマスター サブマリーナ デイトジャスト |
1570系のデイト付き完成形 |
| Cal.1580 | ミルガウス | 強耐磁 |
キャリバー3000番台(1970年代中頃~)
| キャリバー | モデル | 特徴 |
| Cal.3035 | サブマリーナデイト シードウェラー デイトジャスト |
初クイックチェンジ(瞬時日送り) |
| Cal.3055 | デイデイト | 曜日+日付 |
| Cal.3075 | GMTマスター | クイックチェンジ(瞬時日送り) |
| Cal.3085 | GMTマスターⅡ エクスプローラーⅡ |
GMT針独立調整可能 |
| Cal.3000 | エクスプローラー エアキング サブマリーナ |
薄型・1500系の進化版で高精度 |
| Cal.3055 | デイデイト | 曜日+日付 |
| Cal.3130 | サブマリーナ オイスターパーペチュアル エクスプローラー エアキング |
Cal.3000を進化版 耐久性・精度安定性が大幅に向上 |
| Cal.3131 | ミルガウス エアキング |
高い耐磁性と堅牢性 |
| Cal.3135 | サブマリーナデイト シードウェラー ヨットマスター デイトジャスト ターノグラフ |
耐久性と安定した精度 約30年以上採用されたロングセラームーブメント |
| Cal.3155 | デイデイト | Cal.3135の進化版 デイデイト専用に開発されたムーブメント 曜日と日付を独立して早送り可能 |
| Cal.3185 | GMTマスターⅡ エクスプローラーⅡ |
Cal.3085の後継モデルでGMT完成形 |
| Cal.3186 | エクスプローラーⅡ | Cal.3185の後継モデル 耐磁性・安定性・精度が大幅に向上 |
| Cal.3230 | サブマリーナ エクスプローラー オイスターパーペチュアル エアキング |
3130の後継モデルで高効率・高耐磁 |
| Cal.3235 | サブマリーナデイト シードウェラー デイトジャスト ヨットマスター |
3135の後継モデル 高精度・高耐磁 |
| Cal.3255 | デイデイト | デイデイトの為に開発された最高位ムーブメント |
| Cal.3285 | GMTマスターⅡ エクスプローラーⅡ |
高精度・高耐磁 |

キャリバー4000番台(1980年後半~)
| キャリバー | モデル | 特徴 |
| Cal.4030 | デイトナ | ロレックス初の自動巻きクロノグラフ ゼニス社のエルプリメロ改良ムーブメント |
| Cal.4130 | デイトナ | ロレックス初の完全自社設計・製造クロノグラフムーブメント |
| Cal.4131 | デイトナ | 4130の後継モデル エネルギー効率と耐磁性を高めた脱進機構を採用 |
キャリバー9000番台(2010年~)
| キャリバー | モデル | 特徴 |
| Cal.9001 | スカイドゥエラー | ロレックス史上最も複雑なムーブメント 年次カレンダー+GMTを搭載 |
| Cal.9002 | スカイドゥエラー | 9001の後継モデル エネルギー効率と耐磁性を高めた脱進機構を採用 |
キャリバー1000番台 レディースサイズに採用(1950年代~1960年ごろ)
| キャリバー | モデル | 特徴 |
| Cal.1210 | オイスターパーペチュアル | 小径ノンデイト |
| Cal.1215 | オイスターデイト | 1210の派生版で、日付表示機能が追加 |
| Cal.1225 | オイスター デイトジャスト プレシジョン |
1210,1215の後続モデル 耐久性が向上 |
キャリバー2000番台 レディースサイズに採用(1980年代中頃~)
| キャリバー | モデル | 特徴 |
| Cal.2130 | オイスターパーペチュアル | 小型のムーブメントながら、高精度・高信頼性 |
| Cal.2135 | デイトジャスト ヨットマスター |
2130よりやや小さめの作り |
| Cal.2235 | デイトジャスト ヨットマスター |
2130,2135の後継モデル 精度・耐久性・利便性を向上 |
| Cal.2236 | デイトジャスト ヨットマスター |
2235の後継モデルで精度と耐磁性を強化 |
| Cal.2232 | オイスターパーペチュアル | 2236と同世代の技術を採用しつつ、さらにコンパクトなケース向けに最適化 |
まとめ

今回はロレックスのキャリバーの歴史をご紹介させていただきました。
ロレックスのキャリバーは、ブランドの技術力と哲学を象徴する重要な要素です。
長年にわたり実用性を最優先に設計し続け、研究開発によって生み出されたムーブメントは、
高い精度・耐久性・信頼性を兼ね備え、日常使いの実用時計として世界中で高く評価されています。
こうした技術革新が長く愛用出来る機械式時計としての価値を支えている要因とも言えます。
今後も改良され続けていくロレックスですが、時計を選ぶ際はデザインやモデルだけではなく、
搭載されているキャリバーにも目を向けてみるのも1つの時計の選び方として良いかもしれません。
参考)ロレックス公式サイト













