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時計修理技術者コラムVol.58 フォルティスの正規オーバーホールの価格を調査しました!≪2025年最新版≫

時計修理技術者コラムVol.58 フォルティスの正規オーバーホールの価格を調査しました!≪2025年最新版≫

フォルティスの正規オーバーホール価格を調査しました!

 

WATCH COMPANYへ修理のご依頼をいただくお客様から「メーカーの修理代金が高くて・・・」というお話をよく伺います。

近年時計の販売価格の度重なる改定に伴いメンテナンスサービスの価格も上昇傾向にあります。

フォルティスに関しまては国内正規輸入元である株式会社ホッタが販売を行っておりましたが、国内の正規販売は、2024年12月末日をもって取扱を終了しました。

現在でもアフターサービスに関しましては引き続き、株式会社ホッタが継続しています。

フォルティスは正規輸入品に限り、国内正規代理店が発行した正規国内保証書があれば、オーバーホール・経年劣化による部品交換等の料金が正規価格から半額になるサービスが受けられます。

並行輸入品にはこのサービスが適用されず、高額な修理代金になることがあるため注意が必要です。

今回はフォルティスついてWATCH COMPANYとの価格比較、各々へ修理を依頼するメリットとデメリットをまとめさせていただきました。

フォルティスの歴史

フォルティス(Fortis Uhren AG)は、1912年にスイスで創業された老舗時計メーカーで、ラテン語で「強い・力強い」を意味するブランド名を持ち、創業以来、耐久性と信頼性に優れた時計を開発し続けています。

1912年
ヴァルター・フォクトによってスイスのグレンヘンに創業。
信頼性の高い高品質な時計を世界に提供することを目標に、鉄道駅近くに工場を建設。翌1913年に商標とロゴを登録。

1926年
英国人時計師ジョン・ハーウッドとの共同開発により、世界初の自動巻き腕時計「ハーウッド・オートマチック」をバーゼルワールドで発表。自動巻き時計の商品化に成功し、時計史に大きな足跡を残す。

1937年
創業25周年を記念し、初のクロノグラフモデル「Rolls」と「Autorist」を製造・販売。

1943年
世界初の防水時計「Fortissimo」を発表。過酷な環境下でも機能する時計として、フォルティスの堅牢性を象徴。

1956年
世界初の防水機械式アラーム機構を開発。この高精度さが評価され、スイス公式時間測定技術研究所から表彰を受ける。

1968年
世界初のプラスチック製時計を開発。アポロ11号の月面着陸(1969年)の前年に、革新的な素材使用で注目を集める。

1992年
「フォルティススペースアート」がロシアのロケットに搭載され気象衛星と共に宇宙に飛び立つ。

1994年
「コスモノート クロノグラフ」がロシアのユリ・ガガーリン宇宙訓練センターの公式ウォッチに認定。国際宇宙ステーション(ISS)の宇宙飛行士の標準装備となり、宇宙空間での使用に適した自動巻き時計として初の認定を受ける。

2000年代以降
ロシアの国営企業ロスコスモス(ROSCOSMOS)の公式タイムキーパーとして活動。ソ連空軍やロシア空軍、さらにはイギリス空軍にも公式時計を納入。ミール宇宙ステーションやISSでの使用実績により、オメガのスピードマスター・プロフェッショナルとともに、宇宙での使用が認められた数少ない時計となる。
アーティストや企業とのコラボレーションモデルを展開し、コレクションの幅を拡大。

2024年
日本でのフォルティス取り扱いが終了。

現在、ミール宇宙ステーション計画の宇宙飛行士標準装備器具に認定されており、大気圏外で着用が認められているのはフォルティス社の時計と、オメガ社のスピードマスタープロフェッショナルのみとなっています。

創業100年を超える、スイスの老舗ウォッチメーカーとしても有名で、これまで様々な時計の歴史を造り上げてきたメーカーとして君臨しています。

正規サービスでオーバーホールを受けるメリットとデメリット

メリット

・正規サービスの安心感。

・正規国内保証書があればオーバーホール料金が半額になる。

・メーカー独自の部品(文字盤や針、外装ブレスレットなど)の交換も対応が可能。

・オーバーホールから2年間の保証が付く。

デメリット

・基本料金の設定が高い。

・並行差別があるため、修理代金に差が生じる。

・修理期間が約1か月半かかる(海外送りの場合は2ヶ月以上)。

・見積もりをキャンセルした際にキャンセル料がかかる。

WATCH COMPANYでオーバーホールを受けるメリットとデメリット

メリット

・オーバーホール基本料金がメーカーに比べて非常に安い。

・正規品・並行品ともに修理価格が統一されている。

・フォルティス専属チームがあり、フォルティスの時計に関して熟知した技術者が修理を行うためメーカー同等のクオリティでオーバーホールを行うことができる。

・見積り後のキャンセル料が無料。

・オーバーホールから1年間の修理保証。

デメリット

・基本料金を安く設定している代わりに交換部品代金は全て追加料金となるシステムを採用しているため、交換部品が多岐にわたる場合、高額になることがある。

・針・文字盤・ケース・金属ブレスレットなどのメーカー独自外装部品に関しては一部入手困難なものがあり、交換をご希望されるお客様の対応ができない場合がある。
※お客様のお持ち込みであれば対応可能です。

オンライン無料見積り・お問合せはこちら

WATCH COMPANYでは、無料で見積もり対応しております。
修理代金が高額になった場合はキャンセルしていただいても、キャンセル料は一切掛かりません。
※配送の場合返送の送料のみご負担いただきます。 是非お気軽にご相談ください!

WATCH COMPANYとフォルティス正規サービスセンターの料金比較

ムーブメント メーカー標準価格 WATCH COMPANY
基本料金
機械式 3
スタンダード 42,900円 25,300円
GMT、レギュレーター 48,400円 25,300円
ケニッシ製ムーブメント 70,400円
(スイス修理)
44,000円
(条件あり)





スタンダード 66,000円 35,200円
GMT
トリプルカレンダー
70,400円 35,200円
フライバック 49,500円
クロノアラーム
レマニア製ムーブメント
別途見積り 受付終了
クォーツ 3針 39,600円 20,000円
クロノグラフ 57,200円 33,000円
オートクォーツ 別途見積り 受付終了

※2025年7月現在

※価格は投稿当時の物です。WATCH COMPANYの修理基本料金は予告なく変更になることがございます。

フォルティス正規価格表

※参考:フォルティス正規オーバーホール価格表

まとめ

まとめ

今回はフォルティスの修理について解説させていただきました。

WATCH COMPANYではフォルティス専任チームも組んでおりますので、経験豊富な知識・技術で対応いたします。

修理代金が高額だと感じた場合はキャンセルして頂いてもキャンセル料は掛かりませんので安心してご依頼いただけます。

※配送の場合返送の送料のみご負担いただきます。

メーカー見積りで高額でお悩みのお客様がいらっしゃいましたら、是非一度WATCH COMPANYへご相談ください!

WATCH COMPANYのフォルティス修理実績

フォルティス(FORTIS) 修理・オーバーホール実績

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